税の問題は「どの税が・誰の税金で・いつかかるか」を取り違えると失点します。 まず全体像を1枚の表で固定しましょう。

不動産に関する主な税金の早見表

税金 課税主体 かかるタイミング 課税標準の原則
不動産取得税 都道府県(地方税) 不動産を取得したとき 固定資産課税台帳の登録価格
固定資産税 市町村(地方税) 毎年1月1日の所有者に 固定資産課税台帳の登録価格
都市計画税 市町村(地方税) 毎年1月1日、市街化区域内の所有者に 固定資産課税台帳の登録価格
登録免許税 (国税) 登記を受けるとき 固定資産課税台帳の登録価格
印紙税 (国税) 契約書等の課税文書を作成したとき 記載金額
譲渡所得税 (国税) 不動産を譲渡したとき 譲渡益

覚え方のコア

  • 地方税は「取得」と「保有」 … 不動産取得税(取得)、固定資産税・都市計画税(保有)
  • 国税は「登記・契約・譲渡」 … 登録免許税・印紙税・譲渡所得税
  • 課税標準が「実際の取引価格」ではなく固定資産課税台帳の登録価格になる税が多い (印紙税=記載金額、譲渡所得=譲渡益、は例外)

相続・贈与での違い

  • 不動産取得税は、相続による取得には課されないが、贈与には課される
  • 固定資産税は、年の途中で売買があっても、その年の1月1日の所有者に課される (売買当事者間の日割り精算は私的な取り決めにすぎない)

主な特例(数字は改正されることがある点に注意)

  • 固定資産税の小規模住宅用地(200㎡以下の部分)… 課税標準が価格の6分の1
  • 居住用財産の譲渡 … 3,000万円特別控除(所有期間の要件なし)
  • 不動産取得税・登録免許税 … 住宅・住宅用地について税率や課税標準の軽減あり

税率や控除額などの数字は税制改正で変わることがあるため、 本記事では課税の仕組みを中心に整理しています。最新の数値は必ず 国税庁・各自治体の公表資料で確認してください。